スクラッチパッドを利用しよう (5/6)

続いて、データの読み込みです。これは、「load」というメソッドで行っています。こちらは、java.io.InputStreamを使って作業します。まずは、スクラッチパッドからデータを読むためのInputStreamインスタンスを取得します。

input = Connector.openInputStream("scratchpad:///0;pos=0");

Connectorの「openInputStream」メソッドを呼び出すことで、引数の場所からデータを読み込むためのInputStreamインスタンスが得られます。続いて、このストリームからデータを読み込んでいきます。

for (int i = 0; i < data.length; i++)
    data[i] = input.read();

「read」は、ストリームから１byteのデータを読み込み返すものです。繰り返しを使い、配列の要素数だけデータを読み込んでいき、配列に保管します。

input.close();

そして、読込みが終わったら、「close」でリソースを開放します。こちらも、書き出しがわかればだいたい同じような感覚で理解できるでしょう。また、ここではreadメソッドを使いましたが、データを読み込むメソッドは他にも以下のようなものが用意されています。

short 変数 = [InputStream].readShort();
int 変数 = [InputStream].readInt();
long 変数 = [InputStream].readLong();
boolean 変数 = [InputStream].readBoolean();

(by. SYODA-Tuyano.)

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public void load() {
    InputStream input = null;
    try {
        input = Connector.openInputStream("scratchpad:///0;pos=0");
        for (int i = 0; i < data.length; i++)
            data[i] = input.read();
    } catch (IOException e) {
        e.printStackTrace();
    } finally {
        try {
            input.close();
        } catch (IOException e) {
            e.printStackTrace();
        }
    }
}