では、Laravelのサンプルを作ってみましょう。Laravelは、「
プロジェクト」を作成して開発を行います。
プロジェクトというのは、作成するアプリケーションに必要なファイルや設定などをすべてひとまとめにしたもので、Laravelの開発は、基本的に「プロジェクトを作り、そこに必要なファイルを追加したり編集したりしていく」というスタイルで行います。
このプロジェクト作成は、コマンドプロンプトを使い、
composerコマンドで行います。
・Laravelプロジェクトの作成composer create-project laravel/laravel プロジェクト名 --prefer-dist
「
composer create-project laravel/laravel」というのが、長ったらしいですがcomposerでLaravelのプロジェクトを作成するコマンドです。その後にプロジェクトの名前を書きます。その後の「
--prefer-dist」というのは、パッケージのダウンロード先に関するもので、
--prefer-sourceと
--prefer-distのいずれかを指定します。
では、「
myapp」というプロジェクトを作ってみましょう。コマンドプロンプトを起動し、プロジェクトを保存する場所にcdで移動してから、以下のように実行しましょう。
composer create-project laravel/laravel myapp --prefer-dist
これで、カレントディレクトリに「
myapp」といフォルダが作成され、その中に必要なファイル類が保存されます。
■Laravelインストーラについて
Laravelの利用は、Composerを使って行えますが、もっと簡単に使えるようにしたい!という人は、
Laravelインストーラを利用すると良いでしょう。これは、コマンドプロンプトから以下のように実行します。
composer global require "laravel/installer=~1.1"
これでLaravelインストーラが組み込まれます。後は、Laravelインストーラがある場所を環境変数pathに追記しておきます。
C:\Users\利用者名\AppData\Roaming\Composer\vendor\bin;
「
利用者名」の部分は、それぞれの名前に置き換えてください。これでLaravelインストーラが使えるようになります。これを使うと、以下のように簡単にプロジェクトが作成できます。
laravel new プロジェクト名
コマンドプロンプトからこう実行するだけでプロジェクトが作れます。myappなら、「
laravel new myapp」だけでOKです。
Composerを使っても、Laravelインストーラでも、作成されるプロジェクトに違いはありません。どちらでも好きな方を利用しましょう。