霧のように、遠くが霞んでいくような効果を与えるのが「
フォグ」です。このフォグは、他の効果とは少し扱い方が違います。フォグはゲームオブジェクトではなく、レンダリングの設定として用意されているのです。
※フォグの説明
http://libro.tuyano.com/index3?id=4176003&page=6レンダリングの設定ですから、これをスクリプト内から利用する場合も、ゲームオブジェクトやコンポーネントを取得したりはしません。どうするのかというと、「
RenderSettings」というクラスを利用するのです。これはその名の通り、レンダリング設定に関する情報を管理するクラスです。
この中に、フォグに関する設定がプロパティとして用意されています。以下に簡単にまとめておきましょう。
fog真偽値のプロパティです。これが
trueだと、フォグが表示されます。
fogColorフォグの色を示すものです。
Colorクラスを利用して値を設定できます。
fotDensityフォグの濃さに関するものです。
0~1.0の実数で指定します。値が大きいほど濃くなります。
とりあえず、このぐらいが使えるようになれば、スクリプト内からフォグを操作できるようになるでしょう。
下のリスト欄に簡単な利用例を挙げておきました。
Startメソッドを下のように書き換えてみてください。シーンを実行するとフォグが表示されます。
ここでは
Startを利用していますが、もちろん
Updateないからリアルタイムに操作することも可能です。そうすれば、ゲームの状況に応じて濃くなったり晴れたりするフォグも作れますね!