■スクリプトを書くときの注意点
とりあえずこれで、「スクリプトを書いて動かす」という、プログラミングの基本中の基本はわかりました。では、実際にスクリプトを勉強していく前に、「スクリプトを書くとき、どういうことに気を付けたらいいか」を整理しておきましょう。
1.基本は、「半角英数字」で書く
これはPythonに限った話ではありませんが、プログラミングのソースコードは、すべて「半角文字」が基本です。全角のアルファベットや数字で書くと動きません。基本的に「全角文字は、そういうテキストを値として使ったり、コメントを書いたりするときだけ」と考えましょう。それ以外はすべて半角が基本です。
2.大文字と小文字は別の文字!
これは、特にWindowsユーザーにとっては重要です。Windowsを使っていると、なんとなく「大文字と小文字は同じ文字」という考えが染み付いてしまいます。つまり「Aもaも、どっちも同じ文字」という感覚です。
が、Pythonは違います。「A」と「a」は、別の文字なのです。例えば、先にあった「print 〜」というのを「Print 〜」と書くと、もう動きません。また値を保管する変数の名前も、大文字小文字を正確に書かないといけません。「A」という変数を使うのに「a」と書いては認識しないのです。
3.先頭のスペースには意味がある!
これも非常に重要です。プログラミング言語では、ソースコードを見やすくするのに「インデント」というのをよく使います。要するに、文の先頭にタブや半角スペースを入れて、分の始まる位置を右に移動して見やすくするのですね。
Pythonでは、これは「勝手にやってはダメ!」です。次で説明しますが、Pythonでは、文のインテントは重要な意味を持っています。Pythonでは、インテントにより文法上の構文などを認識するようになっているのです。
ですから、きっちりとしたルールにしたがってインデントをしないといけません。「こうしたほうが見やすいから」と適当にスペースを開けると、すぐに文法エラーになってしまいます。
――とりあえず、この3点だけしっかりと頭に入れておいてください。では、次から具体的なプログラミングの話に入ることにしましょう。
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