配列は、作成する際に要素数が指定されており、後で保管できる場所を増やしたり減らしたりすることはできません。……というのは昔の話。Swiftでは、後で配列の要素を操作することができます。それは、配列のメソッドを利用します。
メソッド? そう、配列も、実はオブジェクトなのです。ですから、その中に用意されているプロパティやメソッドを呼び出して操作することができます。更には、演算子で足し算したりもできるのです。
●配列どうしを1つにまとめる変数 = 配列 + 配列
●配列の最後に値を追加する配列 . append( 値 )
●指定の場所に値を挿入する配列 . insert( 値 , atIndex: 挿入位置 )
●最後の項目を削除する配列 . removeLast()
●指定したインデックス番号の値を削除する配列 . removeAtIndex( 番号 )
●指定した範囲の値を削除する配列 . removeRange( レンジ )
●すべて削除する配列 . removeAll()
●現在の要素数を得る変数 : Int = 配列 . count
●最初の要素・最後の要素を得る変数 = 配列 . first
変数 = 配列 . last
指定場所に値を挿入する
insertは、
atIndexに挿入場所を示す整数を指定します。一番前(インデックス・ゼロの要素の前)がゼロ、インデックスゼロと1の間が1,……という具合に指定されます。
また指定範囲の値を削除する
removeRangeは、削除する要素のインデックス番号を使ってレンジを用意します。例えば、
removeRange(3...5)なら、インデックス番号3〜5の要素を削除する、というわけです。
とりあえず、これらのメソッドやプロパティがひと通り使えるようになれば、配列も自在に扱えるようになるでしょう。