■とりあえずプロジェクトを作ろう!
インストールすると、ハードディスクのルートに「Developer」というフォルダが作成され、ここに開発関係のファイルが保存されます。この中の「Applications」に、開発ツールがまとめられます。ここにある「Xcode」が、開発ツールです。この他、「Interface Builder」というツールも開発には使います(これはGUIをデザインするツールです)。この2つのアプリの使い方さえわかれば開発はできます。
では、さっそくXcodeを起動しましょう。起動すると、「Welcome to Xcode」というウインドウが現れます。ここで新しいプロジェクトを作ったり、最近作ったプロジェクトを開いたりすることができます。
新しいプロジェクトを作る場合は「新規Xcodeプロジェクトを作成」というのをクリックします(あるいは、「ファイル」メニューから「新規プロジェクト」を選んでもOKです)。これを選ぶと、画面に「新規プロジェクトのテンプレートを選択」というウインドウが現れます。
この画面は、作成するプロジェクトの種類を選択するためのものです。ここには「iOS」と「Mac OS X」の2つが用意されていて、それぞれにいくつかの種類があります。基本的に、アプリケーション作成は「Applicaiton」という項目をクリックすればよいでしょう。それ以外は、やや特殊なプログラムの作成ですので、当分は使うことはありません。
それでは、Mac OS Xの下にある「Application」をクリックしてください。「えっ、iphoneのアプリを作りたいんだけど?」と思った人。それはまだまだずっと先! とりあえず、ここでは「C言語の勉強」をします。これは、いちいちiphoneのアプリのサンプルを作ってやるより、一番シンプルなMac OS Xの「コマンドラインツール」というのを作って勉強するのが一番手っ取り早いんです。
「Application」をクリックすると、右側にいくつかのアイコンが表示されます。これが、作成するアプリの種類です。C言語の勉強をする場合は、「Command Line Tool」というアイコンを選んでください。すると、下に「Type」というポップアップメニューが出てくるので、ここから「C」を選びましょう。これで、C言語のアプリが作れるようになります。
このCommand Line Toolというのは、ターミナルからコマンドとして実行するプログラムです。GUIは一切なし。ウインドウもメニューも出てこない、ただターミナルからテキストが出力されるだけのものです。あんまり面白そうではないですが、余計なものが一切ない、一番シンプルなプログラムなのです。
これを選んで「選択...」ボタンを押し、プロジェクトの名前をつければプロジェクトが作成されます。ここでは「MyCApp」という名前にしておきましょう。
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