今回は、ユーザからの入力に対応するプログラムについて説明しましょう。まずは、「キーの入力をチェックする」という方法からです。
ユーザーからの入力は、「
Intput」というオブジェクトがまとめて管理しています。これは文字通り、入力に関する情報を扱うオブジェクトで、この中にさまざまなキーの状態をチェックする「
GetKey」というメソッドが用意されています。
変数 = Input.GetKey( キーの指定 );
このように、引数にキーを指定する値を用意して呼び出すと、そのキーが押されているかどうかをチェックします。返値は真偽値で、押されていれば
true、いなければ
falseが返されます。
問題は、引数の「
キーの指定」というのでしょう。これは、
KeyCodeというオブジェクトを使います。この中にキーを示す値がずらっとまとめてあり、それを利用するのです。
KeyCodeに用意されている値は、ざっと以下のようになります。
アルファベット関係――そのままアルファベットの大文字の名前で値が用意されています。
数字関係――テンキーは「
Keypad数字」という名前、アルファベット部分の数字キーは「
Alpha数字」という名前で用意されています。(Keypad1、Alpha2など)
矢印キー――「
UpArrow」「
DownArrow」「
RightArrow」「
LeftArrow」
機能キー関係――「
RightAlt」「
LeftAlt」「
RightControl」「
LeftControl」「
RightCommand」「
LeftCommand」「
RightShift」「
LeftShift」
ファンクションキー――「
F数字」という名前で用意されています。(F1など)
その他のキー――「
Space」「
Tab」「
Return」「
Delete」「
Backspace」「
Escape」などが用意されています。
これらの値を引数にして
GetKeyメソッドを呼び出すことで、指定のキーが押されているかどうかをチェックすることができる、というわけです。