Unity 4.6では、新しいGUI機能が用意されました。これを利用すると、スクリーン上だけでなく、シーンのワールド座標の中にGUIを構築することができます。またシーンのデザインと同じように、マウスで部品を配置してGUIを設計することもできます。
これをスクリプトから利用する場合には、GUI部品とスクリプトをうまく連携して利用することを考える必要があります。これは実際にサンプルを作成しながら説明していったほうがいいでしょう。
(※Unity 4.6の新GUIの使い方については、 http://libro.tuyano.com/index3?id=3266003 を御覧ください)ここでは、
InputFieldと
Buttonを配置してみましょう。シーンを新たに用意し、
<GameObject>メニューの
<UI>から
<Canvas>を選んで
Canvasを追加してください。そしてインスペクターで、以下のように表示を整えておきます。
・Canvasの設定Render Mode――「
World Space」に切り替える
Event Camera――「Main Camera」を選択
PosX, PosY, PosZ――すべてゼロ
Width――640
Height――480
Pivot――x: 0.5, y:0.5
(※他はデフォルトのまま)
●Main Cameraを調整するMain Cameraの表示を調整し、Canvasが表示されるようにしておきます。
Position――x:0, y:0, z:-500
Rotation――x:0, y:0, z:0
Scale――x:1, y:1, z:1
Field of View――60
●GUI部品を配置するそGUI部品を追加していきます。それぞれ以下のように追加して下さい。
Text, Font Style, Font Size, Colorなどは、それぞれで見やすいものに設定しておきましょう。
・Panelそのまま追加するだけです。設定などは不要です。
・Textわかりやすいよう、名前を「msgText」と変更しておきます。
PosX:0,
PosY:150,
PosZ:0
Width――600
Height――70
・InputFieldPosX:0,
PosY:50,
PosZ:0
Width――300
Height――50
・ButtonPosX:0,
PosY:-150,
PosZ:0
Width――300
Height――50
フォントサイズやテキスト色などは、それぞれで自由に調整下さい。これで基本的な部品はできました。これに、プログラムを組み込んでいくことにします。