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アノテーションによるDIの実装 (1/5)

■アノテーションによるBean操作とは?

前回、Bean設定ファイルを使ったBeanの生成について簡単に説明しました。このやり方は非常に便利ではあるのですが、正直なところをいえば、最近はあまり使われなくなってきているでしょう。理由は、開発スタイルが「設定ファイル」から「アノテーション」へとシフトしつつあるからです。

アノテーションとは、クラスやメソッド、フィールドなどの宣言文の上に書かれる、「記号で始まるテキスト」のことです。例えば、あるクラスのサブクラスを作ったとき、メソッドのオーバーライドを明示的にするために、「@Override」といったアノテーションを書いたことぐらいはあるでしょう。

アノテーションは、クラス内には影響を与えません。また、修正すれば再ビルドなどは必要になりますが、メソッドやクラスにシンプルな単語を書くだけで必要な操作を行えるためわかりやすく、多くのフレームワークが設定ファイルに別れを告げてアノテーション方式に切り替えています。

Spring Frameworkでも、設定ファイル方式とアノテーション方式のいずれのやり方もサポートしています。前回、Bean設定ファイルを使った基本について説明しましたから、今回はアノテーション方式について説明しましょう。



(by. SYODA-Tuyano.)

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