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AspectJを利用する (1/5)

■AspectJとpom.xmlの修正

AOPについて調べてみると、おそらく「AspectJ」というソフトウェアについてたくさん見つかることでしょう。AspectJは、JavaのAOPソフトウェアのデファクトスタンダードといっていいほどに広く使われているソフトです。

Spring AOPでも、このAspectJを利用してAOPの実装をするための機能が用意されています。前回使ったSpring AOPとはまた違った形でAOPを実装できるので、こちらの使い方も覚えておきたいところです。

では、まずAspectJを利用するための準備をしましょう。pom.xmlを開き、<dependencies>タグ内に下のリスト欄の内容を追記して下さい(既に書いてあるspring-coreやspring-aopのタグは削除しないように!)。

例によって、ここではSpring Framework 4.1.7に合わせてバージョンを指定してますので、他のバージョンを使っている場合はそれにあわせて<version>を調整して下さい。

ここでは2つのライブラリを追加しています。「AspectJ RT」は、AspectJのランタイムプログラムです。これが入っていれば、AspectJの機能を利用できるようになります。また「AspectJ Weaver」は、アスペクトの情報を元にアスペクトを組み込んだコードを生成するのに必要なユーティリティプログラムです。Spring AOPからAspectJを利用する際には、この2つをセットで用意して下さい。



(by. SYODA-Tuyano.)

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<dependency>
    <groupId>org.aspectj</groupId>
    <artifactId>aspectjrt</artifactId>
    <version>1.8.6</version>
</dependency>
<dependency>
    <groupId>org.aspectj</groupId>
    <artifactId>aspectjweaver</artifactId>
    <version>1.8.6</version>
</dependency>



 

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