back

Controller(コントローラー)を使う (8/8)

■Controllerとマッピング

最後に、「なぜ、HelosController/helosで公開されるのか」という秘密について触れておきましょう。

この秘密は、「config」フォルダの中に用意される「routes.rb」というファイルにあります。これを開くと、下のリスト欄にあるようなコードが記述されているのが分かるでしょう。ここにある以下の文が、helosコントローラーを作成した際に自動的に追加された文です。
get "helos/index"
これは、"helos/index" というアドレスへのGETによるアクセスを追加する、という意味を持ちます。「GET」というのは、HTTPのプロトコルで、Webページを取得する際のもっとも一般的な命令です。これで、このWebアプリケーションでは、○○/helo/indexというアドレスへのアクセスが許可されるようになります。

では、このアドレスへのアクセスにより、HelosControllerindexメソッドが呼び出されるようにする設定は? それは「ない」のです。ほら、「設定より規約」ですよ。指定した通りにクラスやメソッドを作成すれば、自動的に認識されるようになる、それがRails流です。ただし、作ったら勝手に使えるようになる、とするとセキュリティ上問題が発生する可能性もあるので、公開するアドレスはroutes.rbに明示的に記述するようにしているのでしょう。

もし、コマンドを使わずすべて自分で一からアプリを手作業で作りたい、という場合には、Controllerのファイルと、このroutes.rbへのアドレスの追記さえきちんと行えば、自分でControllerを作成し追加することができるようになります。Controller作成の基本としてしっかり頭に入れておきましょう。


(by. SYODA-Tuyano.)

※リストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっているとリストなどが表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

プロジェクト名::Application.routes.draw do
  get "helos/index"

  # ずらっとコメントで説明が書いてあります
  # ……略……
end



 

記事のリストに戻る



PC Site G+ mail