def メソッド名 ( 引数1, 引数2, ……)()内にある引数というところには、値を受け取るための変数を用意します。このようにすることで、呼び出す際に値をこれらの変数に受け渡し、メソッドで利用することができるようになります。これを呼び出すときは、
メソッド名 ( 値1, 値2, ……)このように記述します。メソッド名の後に()をつけ、その中に受け渡す値を用意するわけです。これも、実際に例を挙げましょう。
def helo(name)実行すると、「Hello, Taro!」「Hello, Hanako!」といったテキストが表示されます。def helo(name)で、引数に用意している変数nameに値が渡され、それをputsで表示していることがわかりますね。これを呼び出している部分では、helo("Taro")というように記述しています。これで、"Taro"というテキストが、heloメソッドの引数にある変数nameに受け渡される、というわけです。
puts("Hello, " + name + "!")
end
helo("Taro")
helo("Hanako")
def メソッドの宣言「return」というのは、メソッドを抜け、呼び出し元に処理を返すためのものです。このとき、指定した値を呼び出し元に返すことができます。その値を変数などに納めて利用することができるのです。
……実行する処理……
return 値
end
変数 = メソッド名こんな具合にすれば、メソッドでreturnされた値が変数に代入されます。つまり返り値を持つメソッドは、変数や値と同じ感覚で扱うことができる、と考えればよいでしょう。では、先ほどの例を返り値を持つ形に修正してみましょう。
def helo(name)ここでは、heloメソッドを実行すると、テキストを生成してreturnするようになっています。putsの()内にheloメソッドを用意することで、returnされたテキストを表示しているのですね。
return "Hello, " + name + "!"
end
puts(helo("Sachiko"))
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※引数の利用例 def helo(name) puts("Hello, " + name + "!") end helo("Taro") helo("Hanako") ※返り値の利用例 def helo(name) return "Hello, " + name + "!" end puts(helo("Sachiko"))
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