では、Webアプリケーションを作成しましょう。以下の手順にそって作業してください。
1. インストールフォルダを作るまず、Webアプリケーションのフォルダを何処かに用意します。ここではデスクトップに「
exapp」という名前のフォルダを作成しておきます。この中にExpressのWebアプリケーションを作成していきます。
2. コマンドプロンプトでcdするコマンドプロンプト(Mac OS Xではターミナル)を起動し、作成したフォルダ(ここでは「
exapp」フォルダ)がある場所に
cdコマンドで移動します。例えば、デスクトップに「
exapp」フォルダがあるなら、
cd Desktop
これでOKです。注意したいのは、「フォルダの中に移動しちゃダメ!」という点です。「
cd Desktop\exapp」では
ダメです。
exappがある「
Desktop」に移動します。
3.Expressコマンドを実行では、
Expressコマンドで、Webアプリケーションを生成しましょう。これは「
express フォルダ名」というようにして実行します。ただし! このままだと、テンプレートエンジンに「
jade」というものが設定されます。まぁ、これでもいいんですが(またjadeというテンプレートエンジンを覚えればいいんですが)、やっぱり既に使っている
EJSを使って作れたほうがいいですね。
EJSをテンプレートエンジンに設定する場合には「
-e」というオプションを付けて、「
express -e フォルダ名」というように実行します。ここでの例なら、「
exapp」フォルダ内にファイルを生成しますから、
express -e exapp
このように実行します。これで必要なファイル類が「
exapp」フォルダ内に作られます。「
-e」をつけない場合、作成されるテンプレートファイルなどが違ってきますので注意してください。
4. npm installを実行するこれで終わりではありません。続いて、「
cd フォルダ名 && npm install」というコマンドを実行してください。今回の例ならば、以下のように実行するのです。
cd exapp && npm install
cdはディレクトリの移動ですね。つまりこれは「
exappフォルダに移動し、
npm installを実行する」という作業をしていたのです。これを行わないと、必要なファイル類が揃わないため、デプロイ時にアプリケーションがうまく動きません。
――これで、Webアプリケーションは完成しました!