■SharpDevelopでのプログラム作成
開発ツールとして推薦しておいた「SharpDevelop」を使ってもコンソールプログラムは作ることができます。これについても簡単に説明をしておきましょう。
1. 新規ソリューション作成のメニューを選ぶ
SharpDevelopを起動したら、まず新しいソリューションを作ります。ソリューションというのは、.net開発の単位となるものです。1つの開発には、1つのソリューションを作成し、その中に必要に応じていくつものプログラム開発のプロジェクトを組み込んでいくようになっています。
<File>メニューの<New>サブメニューから<Solution...>を選んでください。これで新しいソリューションを選ぶダイアログが現れます。
2. Console Applicationを選ぶ
現れたダイアログは、左側にカテゴリが表示され、そこから作成するプログラムのカテゴリを選ぶと、その具体的な内容が右側に表示されるようになっています。
今回は、「C#」内の「Windows Application」を左のカテゴリ一覧から選択し、右側に現れるアイコンから「Console Application」を選びます。その下の「Name」のところには、ソリューション名として名前をつけてください。ここでは「MyApp」としておくことにします。LocationとSolution Nameは自動設定されるままにしておきます。
3. Program.csを開く
作成すると、ウインドウ左側の「Projects」というビューに「Solution ソリューション名」という名前でアイコン(ここでは「MyAppp」)が追加されます。更にその中には、同じ名前のプロジェクトが用意されます。このプロジェクトのフォルダ内に、プログラムに関する各種のファイルが用意されます。
C#のソースコードは、「Program.cs」という名前でここに作成されます。これをダブルクリックして開くと、SharpDevelopの中央のエリアに専用のテキスト編集ビューが表示され、ソースコードを編集できるようになります。
4. コンパイルと実行
作成したソースコードのコンパイルと実行は、ツールバーの「Run compiled EXE」アイコン(プレイマークのボタン)をクリックして行います。通常はこれでプログラムがコンパイルされ実行されます。
作成されたプロジェクトファイルは、「ドキュメント」フォルダ内に用意される「SharpDevelop Projects」フォルダの中に作成されます。このフォルダ内にあるプロジェクト名のフォルダの更にその中にある「bin」フォルダ内にEXEは保存されています。
――これで、とりあえずセットアップからプログラムのコンパイル/実行までひと通りできるようになりました。では次回からC#のプログラムの基本から説明をしていきましょう。
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※下図は、新しいソリューションにプロジェクトを作成しているところ。ダイアログからConsole Applicationを選ぶ。

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