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FXMLでGUIをデザインしよう (1/6)

■FXMLとは?

JavaFXは、リッチなGUIを持つアプリケーションをスピーディに開発できることを重視して新たに作られたGUIライブラリです。が、これまでのところを見た限りでは、「Swingとたいして変わりない」という印象だったのではないでしょうか。アクションイベントの設定などは簡単でしたが、「これなら、わざわざSwingから移行する必要もない」と感じた人も多いでしょう。

実は、JavaFXは、Javaクラスを作ってJavaのソースコードでGUIを作成していく、というやり方はあまりしないのです。それ以上に重視されているのが「FXML」というものを利用したGUIデザインです。

FXMLは、JavaFXに用意されているXMLベースのGUI記述言語です。「言語」といっても、XMLベースのマークアップ言語ですから、Javaのソースコードを書くより記述は非常に簡単。利用するコンテナやコントロールの内容をXMLベースで記述するだけでGUIがデザインできます。後はJava側にこれを読み込んで表示する短いコードを記述するだけで本格的なGUIアプリケーションが作成できます。


■JavaFX Scene Builderについて

FXMLが、XMLベースで記述できる利点は、単に「書きやすい」というだけではありません。XMLベースであるため解析がしやすく、各種のツールなどによるデザインがしやすい、ということもあるのです。実際にJavaの開発元であるオラクルでは、「JavaFX Scene Builder」というFXMLによるGUIデザインツールを用意しています。

このツールは、マウスで部品をドラッグ&ドロップし配置するだけでFXMLのソースコードを作成するツールです。FXMLの利用は、こうしたGUIデザインツールの利用が不可欠といってもいいでしょう。まずはこうしたツールを手に入れて使えるようにしておきましょう。


●JavaFX Scene Builderダウンロード先:
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/javafxscenebuilder-info-2157684.html


(by. SYODA-Tuyano.)

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※下図は、JavaFX Scene Builderの画面。




 

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