では、FXMLのファイルというのはどのような形になっているのでしょうか。その基本コードをざっと頭に入れておきましょう。
FXMLは、「
○○.fxml」という拡張子のテキストファイルとして作成されます。このソースコードの基本形を整理すると、ざっと以下のようになるでしょう。
◎FXMLの基本形<?xml version="1.0"
encoding="UTF-8"?>
<?import ○○ ?>
<Paneクラス
xmlns="……"
xmlns:fx="……">
<!-- Paneに組み込むコントロール類 -->
</Paneクラス>
<?xml ?>の後に、Javaの
import文に相当する
<?import ?>タグを用意します。これで、使用するクラスを
importすることができます。
<?import ?>タグを書かないと、クラスは全てフルパッケージを指定して書かないといけなくなるので注意しましょう。
FXMLのルートタグ(最上位のタグ)には、
Paneクラスのタグが記述されます。例えば
BorderPaneならば、
<BorderPane>というタグを記述し、その中にコントロール類のタグを記述します。
基本的に、FXMLではJavaのクラス名をそのままタグ名として書けば、たいてい認識できます。
Labelなら、
<Label>という形ですね。
ルートタグには、
xmlns(XMLの名前空間)属性を記述します。更にFXML独自の名前空間属性として、
xmlns:fxも用意します。この2つの属性により、このXMLコードがFXMLのコードとして認識されるようになります。
実は、ただ単にJavaのコード内からFXMLファイルをロードして利用するだけなら、これらの名前空間属性はいらなかったりします。書かなくてもちゃんとJava内からFXMLをロードして利用することができます。
これらはGUI作成ツールなどを使う際に必要となるものといってよいでしょ。ですから、なくてもOKなのです。が、まぁFXMLの基本として書いておくように習慣づけておきましょう。
※下のリストは、FXMLの基本コード