■iアプリとDoJa/Star
では、iアプリ用の「DoJa/Star」というのはどういうものなんでしょうか。これらについて簡単に説明をしておきましょう。
このDoJaとかStarとかいったものは「プロファイル」と呼ばれるものです。これは、Java MEの「CLDC」という規格に独自のライブラリを搭載したものです。つまり、一応これらも、半分ぐらいはJavaの標準規格に沿ったものなんですね。ただし、その上に搭載するメインのライブラリ類が、すべて独自のものになっている、というわけです。
DoJaもStarも、この基本的な構成はほぼ同じです。違いは、搭載されるライブラリの内容です。また、これに伴い、使える機能なども微妙に変化しています。基本的な機能は、実はほとんど違いはありません。ただ、クラスが用意されているパッケージ名が変わっているとか、その程度です。ですから、DoJa用に書いたプログラムをStar用に書き直すのは比較的簡単です。
ただし、これはあくまで「基本的な機能だけなら」です。DoJaに独自の機能などについては、かなり違いがあります。例えばDoJaの「待受アプリ」が、Starではなくなり、代りに「iウィジェット」と呼ばれるミニアプリが用意されるなど、細かなところで違いがあります。
Starは、DoJaの後継となる規格として考えられていますので、今後は次第にStarが主流となっていくことでしょう。ただし、現時点で使われいるdocomoケータイは圧倒的にDoJa採用機種です。ですから、まずはDoJaを使ってiアプリの基本を学び、その後で「Star対応にするためには、こういうふうに作る」ということを学ぶのがいいでしょう。
というわけで、まずは「DoJa」プラットフォームによるiアプリ開発についてから説明していくことにしましょう。
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