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App Inventorを使ってみよう! (7/7)

■プログラムの実行とデプロイ

では、作ったアプリを動かしてみましょう。USBケーブルを使い、PCとAndroid携帯を接続してください。そして、ブロック・エディタにある「Connect to phone」ボタンをクリックします。これで携帯とApp Inventorが接続され、プログラムが携帯で実行されます。

もし「実機が手元にない」という場合は、AppInventorExtrasのインストールしたフォルダの中に「start_emulator.bat」というバッチファイルがあるので、これをダブルクリックして起動してください。エミューレータが起動します。この状態で「Connect to phone」ボタンを押せば、エミュレータに接続し、ここでアプリを実行できます。

実行したら、入力フィールドに適当に名前を書いてからボタンを押してみましょう。上のテキスト部分に「Hello,○○」と表示されます。作ったプログラムがちゃんと動いていることがわかりますね。

■アプリを出力する

では、できあがったアプリはどうやって配布すればいいのでしょうか。これは、App Inventorの画面(Webブラウザのほう)の右上にある「Package for Phone」ボタンを使って作業します。これはポップアップメニューになっており、以下のような項目が表示されます。

Show Barcode――ダウンロードのためのバーコード(QRコード)を表示します。これをQRコードのリーダーで読みとり、ブラウザで開くと、自動的にアプリがダウンロードされます。アプリの配布用に、このバーコードのイメージを使うとよいでしょう。

Download to this Computer――パソコンにアプリをダウンロードします。

Download to Phone――接続した携帯にアプリをダウンロードします。

これらの操作は、実行前に「Packagingパッケージング)」という作業を行います。Androidのアプリは、一定の決まった手続きに従ってアプリをパッケージ化しなければいけません。その作業を自動で行ない、完成したパッケージをダウンロード出来るようにしてくれるのです。

ダウンロードしたアプリのパッケージは、そのままAndroidマーケットなどにアップロードして配布してもかまいません。正規の手続を経て開発したアプリと全く同様にマーケットで配布することができます。――いかがですか。プログラミングなどほとんどわからなくても、アプリを作って、マーケットで配布できることが、これでわかったでしょう?


(by. SYODA-Tuyano.)

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