では、ブロック・エディタを起動して、処理を作成していきましょう。まず最初に用意するのは「初期化のための処理」です。
今回のメモアプリは、メモを保存すると自動的に番号をタグに設定して保存するようにしようと考えています。そこで、画面のタイトルに、現在のメモの番号を表示するような仕組みを用意しようと思います。
まずは、起動時に、現在保管されている一番最後のメモの番号を調べ、それを元にタイトルを変更するような処理を用意しておきましょう。
[def counter][text 0]まずは、
Built-inの「
Definitions」から「
def valiable」を配置してください。これは、グローバル変数を定義するためのものでした。配置後、valiableの名前を「
counter」と変更しておきましょう。これは、現在のメモの番号を保管するためのものです。
[Screen1.Initialize][setgrobal counter to][TinyDB1.GetValue][text counter]
[Screen1.Title][join][text Data No,][global counter]
Screen1.Initializeは、
Screen1を開くときの初期化処理を実行するためのものでした。ここで、2つの処理を実行しています。
まず、
TinyDB1.GetValueを呼び出し、変数
counterの番号の値をとり出しています。今回は、「
counter」というタグに、現在保管しているメモの最後の番号(つまり、メモの数)を保管しておくことにします。そこで、この
counterタグの値を
TinyDBから取り出しているわけです。
データの取り出しは、
GetValueを使い、右側に取り出したいデータのタグをテキストで指定してやります。こうして取り出した値を、変数
counterに保管しておきます。
次に、取り出した
counterの値を使い、「
Data No,XX」といったテキストを作って、
Screen1の
Titleに設定をします。これでタイトルにメモ番号が表示されました。