■キーボードでアクタを転がす
では、実際にブループリントを使ってアクタを動かしてみましょう。ここでは、球体のスタティックメッシュ
(ここでは「Sphere」という名前)を用意し、これをキーボードで動かせるようにしてみます。
●ノードの用意
「I」「J」「K」「L」ノード――いずれも、キーを押したり離したりしたときに発生するイベント用ノードです。これでI, J, K, Lの各キーの操作を組み込みます。
「Add Impulse」ノード――今回は、キーを押したら衝撃を与えてアクタを動かします。Add Impulseを作成し、コピー&ペーストで4つに増やしておきましょう。
「Sphere」ノード――操作する球体アクタのノードです。これは作成後、「Add Force」のターゲットにつなぐと、スタティックメッシュに変換するキャストノードが作られます。
●ノードの接続
「I」の「Pressed」 → 1つ目の「Add Impulse」
「J」の「Pressed」 → 2つ目の「Add Impulse」
「K」の「Pressed」 → 3つ目の「Add Impulse」
「L」の「Pressed」 → 4つ目の「Add Impulse」
キャストノードの「Static Mesh Component」 → 1つ目の「Add Impulse」のターゲット
キャストノードの「Static Mesh Component」 → 2つ目の「Add Impulse」のターゲット
キャストノードの「Static Mesh Component」 → 3つ目の「Add Impulse」のターゲット
キャストノードの「Static Mesh Component」 → 4つ目の「Add Impulse」のターゲット
●ノードの設定
「I」につながる「Add Impulse」の「Impulse」を、X:100.0, Y:0.0, Z:0.0
「J」につながる「Add Impulse」の「Impulse」を、X:0.0, Y-100.0, Z:0.0
「Kにつながる「Add Impulse」の「Impulse」を、X:-100.0, Y:0.0, Z:0.0
「I」につながる「Add Impulse」の「Impulse」を、X:0.0, Y100.0, Z:0.0
すべての「Add Impulse」の「Vel Change」をONに変更
――これで、Add Impulseを使ってアクタを上下左右に動かす処理ができました。実際にプレイして、キーボードによる操作が行えるようになったか、確認しましょう。
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