この
Requestクラスの
inputメソッドは、リクエストに用意されている入力全般に使えます。フォーム以外のものでも、です。
フォームでなくてどんな入力があるんだ?と思った人。例えば、
クエリーテキストはどうでしょう? よく、Webサイトにアクセスすると、
http://○○?id=xyz&……というように、アドレスの末尾に「?○○=☓☓」といった値がずらっと並んでいることがあります。あれが、クエリーテキストです。
Webの世界では、アドレスの末尾に
?をつけ、その後にキーとなる名前と値をつけることで、テキスト値に名前をつけて送ることができます。これも、
inputメソッドで取り出せるのです。
簡単な例として、
HeloControllerに用意されている
getIndexメソッドを下のリスト欄のように書き換えてみましょう。そして、例えばこんな具合にアクセスしてみてください。
http://localhost:8000/helo?id=abc
すると、画面に「ID : abc」といったメッセージが現れます。末尾の
?id=abcで、idという名前で「abc」の値を送っていたのですね。この部分をいろいろと書き換えて表示を試してみましょう。
送られたクエリーテキストのパラメータは、「$request->id」というように、Requestからパラメータ名のプロパティを取り出すだけで得ることができます。