■イベントBegin Playについて
では、実際にノードを配置しましょう。まず最初に用意するのは「Begin Play」というものです。
Unreal Engine 4.7.1以降の場合、レベルブループリントエディタを開くと、ちょっと暗めな色で「イベントBegin Play」というノードが既に用意されているはずです。これは、ノードに何かをつなぐと自動的にアクティブになり使える状態になります。
もし、ノードが見当たらない場合は、自分でノードを追加しましょう。グラフを右クリックし、メニューがポップアップしたら「begin」とタイプしてみてください。項目が絞られますが、その中に「イベントを追加」という表示の中に「イベントBegin Play」というものが見つかりますので、これを選んで下さい。
この「イベントBegin Play」というノードは、「イベントノード」と呼ばれるものの一種です。これは、何かのイベントが発生した時に自動的に実行されるノードです。
Unreal Engineでは、ユーザーの操作や状態の変化などに応じて各種の「イベント」が用意されています。そしてそのイベントが発生すると、対応するイベントノードが呼び出され、そこにつながっている処理が実行されるようになっています。
この「Begin Play」というイベントは、そのレベルが開かれゲームスタートした際に発生するイベントです。つまり、ここに処理をつなげておけば、それがゲームスタート時に最初に処理される、というわけです。
ノードは、一般に左側と右側に端子のようなものが表示されます。左側は、外部から何かを受け取るための入力項目、右側は外部に何かを渡すための出力項目になります。
「Begin Play」では、右側に白い五角形の形をした項目が1つだけありますね。これは、「Exec」といって、次に実行する処理をつないでいくためのものです。この「Begin Play」にあるExecの出力項目を別のノードにつなげば、Begin Playイベント発生時にそのノードが実行されます。
※Begin Playノード。スタート時に実行される。
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