さて、これからJavaの話を進めていきますが、その前に「Javaを使える環境」だけは整えておきましょう。Windowsの場合、「
JDK」という開発ツールをインストールし、パスを設定しておけばOKです。これについては、
http://libro99.appspot.com/index3?id=5001&label=javaを御覧ください。このJava SE入門に、ごく簡単に
JDKの入手からインストールまでを説明してあります。
ただし、インストールしていなくとも、ここの記事は読み進めることができます。なぜって、自分でソースコードを書いてプログラムを実行して……といったことは、一切やらないからです。ただ、読んで「そうなんだ」と頭に入れるだけ。究極の「付け焼き刃」を目指しましょう。
■開発環境について
これでOKなんですが、普通はこの他に「開発環境」とか「開発ツール」と呼ばれるソフトを用意します。なぜそんなのがいるのか?というと、
JDKはものすごく原始的な機能しか提供してくれないからです。
JDKは、コマンドラインツールです。つまり、何をするのも、すべてコマンドプロンプトからコマンドを実行して行うのです。もちろん、プログラムを書くためのエディタなんかも付いてきません。自分でテキストエディタとかを使って書くことになります。
これでは効率が良くないし、いちいちコマンドを実行するのは心臓にも良くありません。で、普通のアプリのように、専用のエディタで書いて、メニューやアイコンでプログラムを動かしたりできるソフトをみんな使っているのです。
これにはいろんなものが無料で配布されていますが、Android開発を目指すなら「
Eclipse」というのを用意しましょう。これは以下で配布されています。
http://eclipse.org/downloads/上のアドレスから「
Eclipse IDE for Java EE Developers」という項目の右側の「
Windows 32 Bit」というリンクをクリックしてください。そして移動したページから下向きの緑色の矢印アイコンをクリックすると、ファイルをダウンロードします。
これは「
eclipse-jee-〇〇-win32-zip」という圧縮ファイルです。これを適当なところに展開して使います。
ただし、今すぐ
Eclipseを用意する必要はありません。「
Android開発を考えるなら、
Eclipseというソフトを用意しておこう」ということです。