では、いきなりですが、さっそく
AngularJSを使って簡単なものを作ってみましょう。
「え、インストールは?」と思った人。いりません。開発環境? いりません、JavaScriptですから適当にエディタで書いて下さい。動作サーバーの用意は? とりあえずいいです。HTMLファイルをそのままブラウザで開いても動きます。Ajax利用などでサーバーアクセスの必要が生じたら、その時に考えればいいでしょう。
では、下に簡単なサンプルコードを掲載しておきますので、テキストエディタ等を開いて書いて下さい。そして.html拡張子で適当な場所に保存しましょう。そしてブラウザで開いてみてください。
このサンプルでは、入力フィールドが1つだけ用意してあります。ここにテキストを書くと、リアルタイムに下のメッセージに表示がされます。ごく簡単なものですが、
AngularJSの動作はなんとなくわかるでしょう。
AngularJSを使う、といっても、見てみるとJavaScriptのコードらしきものはまったくありません。実は、
AngularJSの賢いところは、「JavaScriptだけ拡張するのではない」という点でしょう。
AngularJSは、HTMLそのものを拡張します。では、どうなっているのか見てみましょう。
■AngularJSのロード
<script
src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/angularjs/1.4.8/angular.min.js"></script>
AngularJSは、一般にGoogleからロードして利用します。上記のように
<script>タグを用意することで、もう
AngularJSが使えるようになります。
この
ajax.googleapis.comというサイトは、Googleが提供する
CDNのサイトです。CDNは、「
Code Delivery Network」の略で、広く使われているオープンソースのJavaScriptコードを配布するサイトです。
jQueryや
Prototypeなど、主なオープンソースのJavaScriptライブラリは、たいていここで配布されています。指定のライブラリのアドレスを
srcに指定するだけで、いつでもそのライブラリが使えるようになります。