さて、この
ifを使うためには、「
条件」というのをどうやって用意するか、が重要となります。条件といっても、
Pythonというプログラミング言語が理解できるものでないといけません。条件にできるものは、整理するとだいたい以下のようになるでしょう。
1.数字を比較する式一番多いのがこれです。前ページのサンプルもこれを使っていました。2つの値を比較して「どっちが大きいか」とか「同じ値かどうか」といったことをチェックする式です。これは、以下のような記号が用意されています。
値1 == 値2 値1と値2は等しい
値1 != 値2 値1と値2は等しくない
値1 < 値2 値1より値2のほうが大きい
値1 <= 値2 値1より値2のほうが大きいか等しい
値1 > 値2 値1より値2のほうが小さい
値1 >= 値2 値1より値2のほうが小さいか等しい
2.真偽値の値や変数「
真偽値」というのは、「正しいか正しくないか」という二者択一のための値でしたね。これは
Trueか
Falseのいずれかの値でした。
if構文では、その後の変数や値が
Trueならば、その後にある処理を実行します。
Falseなら処理を実行しないか、あるいは
else:以降の処理を実行します。
――実を言えば、この2つはどっちも同じものなのですね。1の「2つの値を比べる式」というのは、2つの式を比べた結果を真偽値で返す、という働きをするものなのです。つまり、突き詰めれば「
Trueか
Falseか」で、すべての
ifの条件はできている、というわけです。