さて、制御構文というのは、大きく分けると「
条件分岐」と「
繰り返し」から構成されます。まずは条件分岐から説明しましょう。
条件分岐は、文字通り「条件によって処理を分岐する」というものです。その基本は、二者択一の分岐を行う「
if」構文です。これは、以下のような形をしてます。
※ifの基本形(1)if 条件 :
正しい時の処理
※ifの基本形(2)if 条件 :
正しい時の処理
else :
正しくないときの処理
if構文は、いろいろと書き方があります。基本は、条件をチェックして、それが正しい時に処理を実行する、というものでしょう。これは、
ifの後に調べる条件となるものを書き、その後にコロン(
:)を書きます。これで、それ以降のインデントしている部分の処理を実行します。
正しい時の処理とは別に、正しくないときにも何かの処理をさせたければ、正しい時に実行する処理が終わったところで、インデントを
ifの位置に戻し、「
else:」と書きます。そして、また右にインデントして、実行する処理を書きます。
更に、条件を1つだけでなく次々とチェックしていく「
elif:」などというのもありますが、まぁ「
if 〜:」「
else:」の2つだけ覚えておけば十分でしょう。
下に簡単な例を上げておきました。変数xが偶数か奇数かを調べるプログラムです。xを2で割ったあまりを調べ、それがゼロかどうかで表示するテキストを変えています。変数xの値を色々と変えて動作を確かめてみましょう。