Jupyterは、ドキュメントの作成に
Markdownを利用します。Jupyterでは、セルごとに表示する内容を設定できますが、Markdownを選択することでMarkdownによるテキストを記述できるようになります。
では、ノートブックのセルを選択して(新しいセルを使いたければ
<Insert>メニューから
<Insert Cell Below>を選びます)、ツールバーの右側にあるメニューから
<Markdown>を選んで下さい。これで、そのセルはMarkdownのテキストを記述するようになります。もうPythonのスクリプトは実行されません。
Markdownのセルに、以下のようにテキストを記述しましょう。
# タイトル
## サブタイトル
これは、簡単なドキュメントのサンプルです。
#をタイプすると、瞬時に青い大きな文字で表示されるようになります。Markdownでは、
#によってタイトル設定されます。
#がいちばん重要なメインタイトル、
##というように2つになるとサブタイトル、
###だと小見出しのようなタイトル……というように重要度が下がっていきます。これは
######と6個まで用意されています。
感覚的には、HTMLの
<h1>~
<h6>と同様の役割と考えればいいでしょう。
#が
<h1>、
######が
<h6>と考えて下さい。
本文は、ただそのままテキストを書くだけです。HTMLのように
<p>タグを用意することはありませんよ。とりあえず、タイトルと本文だけでもちょっとした文書は作れますね!