では、実際にGradleを使って開発を行なってみましょう。Gradleで開発をするには、まずGradleによるプロジェクトを準備します。これは以下の手順で行います。
1. プロジェクトを作成する場所に移動します。コマンドプロンプトまたはターミナルを起動し、プロジェクトを作成する適当な場所に移動して下さい。デスクトップに作成するなら、
cd Desktop
このように実行すればいいでしょう。
2. プロジェクトのフォルダを作成します。ここでは、「
GradleApp」という名前で用意しましょう。以下のようにコマンドを実行して下さい。
mkdir GradleApp
3. プロジェクトフォルダ内に移動します。以下のように実行しましょう。
cd GradleApp
4. プロジェクトを初期化します。これが、実質的に「Gradleプロジェクトのベースを作る」作業になります。以下のコマンドを実行して下さい。
gradle init --type java-application
「
gradle init」というのが、Gradleによる初期化を行うためのコマンドです。その後の「
--type java-application」は、Javaアプリケーションのプロジェクトタイプを指定するものです。
これでしばらく待っていると、フォルダ内に必要なファイルやフォルダ類が作成されていきます。