これでテンプレート利用の処理は完成ですが、実はもう1つやっておくことがあります。それは、「アプリケーションの登録」です。
前回のように、ただビュー関数でテキストのリテラルをレンダリングして表示するだけならいいのですが、今回のようにテンプレートなどを利用するようになると、プロジェクト側に「こういうアプリケーションを使っていますよ」ということを教えてやらないといけないのです。
これは、プロジェクトの
settings.pyに記述します。「djangoapp」フォルダの中にある「
settings.py」を開いて下さい。そして、その中に
INSTALLED_APPS というリストが記述されているので探して下さい。
この
INSTALLED_APPS が、使用するアプリケーションを管理しているリストなのです。下のリスト欄のように値を修正しましょう。修正したのは、一番最後の
'hello.apps.HelloConfig' という値を追加した部分です。既にある値は、決して削除したりしないで下さい。
さあ、これで修正ができました。
http://localhost:8000/hello/ にアクセスしてみて下さい。テンプレートを使ってページが表示されますよ!
■ページとアクション
今回は、「hello」の
views.pyに
indexというアクションを用意し、そこから
index.htmlテンプレートを読み込んで表示を行いました。
Djangoでは、このように「
views.pyの関数とテンプレートファイル」を連携してWebページの表示を用意していくことが多いでしょう。この
indexのようなものは、一般に「アクション」と呼ばれます。「indexアクション」は、
views.py内の
index関数と、そこから読み込まれる
index.htmlの2つで構成されます。
INSTALLED_APPS = [
'django.contrib.admin',
'django.contrib.auth',
'django.contrib.contenttypes',
'django.contrib.sessions',
'django.contrib.messages',
'django.contrib.staticfiles',
'hello.apps.HelloConfig', # ★これを追記
]
