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さまざまなグラフを描く (2/6)

■円グラフの描画

続いて、円グラフです。円グラフは「pie」メソッドを使って描画します。これは以下のようにして呼び出します。
《matplotlib》.pie( データ )
非常にシンプルですね。円グラフは割合を示すものですから、複数のデータをひとまとめにしたリストなどを引数に指定すれば、それだけでグラフを作成することができます。ただし、これだけでは本当にただの円グラフだけですから、その他に以下のような引数を用意しておくことが多いでしょう。

labels――円グラフの各項目のラベルをリストなどにまとめたものを設定します。

shadow――影を描画するかどうかを指定します。Trueにすれば影が描かれます。

startangle――グラフの開始位置を指定します。これは中心から右に水平に引いた線の位置(時計でいえば、3時の方向)をゼロとして、左回りに角度を指定します。90とすれば真上から開始されます。

explode――各項目の中心からの距離をまとめたものです。円グラフで特定の項目だけ円から切り離して表示するのに使います。

実際の利用例を下に掲載しておきます。表示する値、labelsexplodeは、それぞれ同じ数だけ値を用意しておくように注意しましょう。



(by. SYODA-Tuyano.)

※リストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっているとリストなどが表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt
 
xlabel = ['Windows', 'Mac', 'ChromeOS', 'Linux', 'Other']
value = [50, 10, 14, 3, 18]
ex = [0, 0, 0.25, 0, 0]
plt.pie(value, labels=xlabel, \
        explode=ex, shadow=True, startangle=90)
plt.title = 'sample pie'
plt.legend()
plt.show()




   

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