データベースアクセスの基本は、一般に
「Create」「Read」「Update」「Delete」のイニシャルから
「CRUD」といわれています。
Read(レコードの表示)は既にわかりますね。では、その他の
Create、Update、Deleteについて説明をしましょう。
まずは、「
Create(新規作成)」からです。データベーステーブルに新たなレコードを保存するには、2つの作業を行います。それは、「モデルインスタンスの作成」と「インスタンスの保存」です。
Djangoでは、データベースアクセスのためにモデルクラスが定義されていますね。このモデルクラスは、2つの側面を持ちます。1つは、対応するテーブルへアクセスする機能を提供するクラス、というもの。もう1つは、対応するテーブルのレコードを扱うためのオブジェクトとしての役割です。
レコードの新規作成は、「レコードを扱うオブジェクト」としてモデルクラスのインスタンスを作成し、そして「テーブルにアクセスするクラス」として、そのインスタンスのメソッドを呼び出します。
・インスタンスの作成モデルクラス ( プロパティ=値, プロパティ=値, ……)
インスタンスの作成は、モデルクラスに用意したプロパティへ設定する値を引数に用意して行います。例えば、
Personならば、こんな具合に記述します。
obj = Person(name=○○, mail=○○, age=○○)
・インスタンスの保存インスタンス .save()
作成したインスタンスは、「
save」メソッドを呼び出すだけで保存できます。特に引数などは必要ありません。