では、Webアプリケーションのフォルダ構成を準備していきましょう。Webアプリケーションでは、フォルダ類は以下のような形で構成されています。
「GradleWebApp」フォルダ
┣「src」フォルダ
┃ ┗「main」フォルダ
┃ ┣「java」フォルダ
┃ ┃ ┗ ……Javaソースコード類……
┃ ┣「resources」フォルダ
┃ ┗「webapp」フォルダ
┃ ┣「WEB-INF」フォルダ
┃ ┃ ┗ web.xml
┃ ┗ JSPファイルなど
┗ build.gradle、他
とりあずアプリケーションのプログラム関連についてまとめてあります。「test」などは直接関係ないので省略してあります。
Webアプリケーションと一般のJavaアプリケーションの最大の違いは「
main」フォルダ内にあるフォルダの構成です。ここには以下の3つのフォルダを用意します。
「java」フォルダおなじみ、Javaのソースコードファイルを配置するためのものですね。サーブレットなどはここにソースコードを配置します。
「webapp」フォルダこれが、Webアプリケーションの公開フォルダとなる部分です。JSPファイルやHTMLファイルなどはここに配置します。また、この中には「
WEB-INF」フォルダを用意し、その中に
web.xmlを配置しておきます。
「resources」フォルダWebアプリケーションのプログラムで必要となるリソース類を用意します。これは、Webページに表示するイメージファイルなどではありません(それらは「webapp」です)。例えば、JPAなどを利用する際に用意する
persistence.xmlのように、プログラムが必要とするリソースファイルです。
では、作成した
GradleWebApp内に、これらのフォルダ類を用意しましょう。「
main」内に、新たに「
webapp」と「
resources」を作成し、「
webapp」の中に更に「
WEB-INF」を作成すればいいでしょう。