labでは、ノートブックとは別に「
コンソール」を開くこともできます。コンソールは、カーネルとやり取りをするだけのシンプルなインターフェイスです。これは、ランチャーから「
Console」の「
Python 3」アイコンをクリックすると開けます。
コンソールは、ウインドウの下部に入力エリアがあるだけのシンプルなものです。ここで文を記入しEnter/Returnすれば、それが実行されます。Pythonのインタラクティブシェルと同じものと考えれば良いでしょう。
ノートブックと異なり、コンソールは実行結果を保存できません。ただ、その場で実行するだけです。ですから、ノートブックとは別に、ちょっとPythonのコードを実行したい、というような使い方になるでしょう。
■ノートブックからコンソールを作る
非常に面白いのは、編集中のノートブックの中から新たなコンソールを開くことができる、という点です。これは、
<Notebook>メニューの
<Create Console for Notebook>メニューを選びます。画面に新しいコンソールが開かれますが、これは編集中だったノートブックのカーネルから作成されたものです。つまり、実行しているカーネルはノートブックと共通です。
コンソールからは、ノートブックで実行した変数などをそのまま利用することができます。逆にコンソールで変数などを作成すると、その変数がノートブックで使えるようになります。
またノートブックのセルを実行すると、その実行内容と結果がコンソール側にも出力されます。完全にノートブックのコード実行とコンソールが一体になっていることがわかるでしょう。