基本的な部品ができたところで、ボタンにイベント処理を割り付けましょう。配置したボタンの部品を右クリック(またはCtrlキー+クリック)すると、メニューがポップアップして現れます。その中の
<イベント>というところに、利用可能なイベントの種類がサブメニューとして表示されます。
ここでは、
<onclick>サブメニューを選んでください。ウインドウの上部から「
ビヘイビアを追加」シートが現れます。この「
ハンドラ」に、割りつけるJavaScriptの関数名を入力します。ここでは、「
button1Click」と入力して「
追加」ボタンを押しましょう。
画面の下にJavaScriptのソースコードエディタが現れます。そして、以下のような関数が表示されます。
function button1Click(event)
{
// ここにコードを挿入
}
これが、ボタンの
onclickに設定した関数です。ここに、実行させたい処理を記述すればいいわけですね。では、下に掲載したリストのように修正をしてみましょう。
先程、各部品に
IDの属性を設定しました。したがって、JavaScriptでは
getElementByIdを使って、その部品の
DOMオブジェクトを取得することができます。入力フィールドを取り出してそこから
valueのテキストを取り出し、テキストに
innerHTMLでメッセージを表示する、ということを行っています。処理そのものは既にやったことばかりですから、それほど難しくはありませんね。
記述したら、ウインドウ左上に見える「
実行」ボタンを押してWebアプリを実行してみましょう。ボタンをクリックすると、iOSエミュレータが起動し、その中でSafariが実行され、作成したWebアプリが表示されます。実際にテキストを書いてボタンを押し、表示が変わるのを確認してみましょう。
いかがですか、マウスを使って画面をデザインし、イベントを割りつけた必要最低限のところで処理を記述すると、Webアプリが完成します。非常に簡単でしょう?