■「app」フォルダの内容について
これらのフォルダの中で、私にとってもっとも重要となるのが「app」フォルダです。この中に、さまざまなファイルを作成していくことでCakePHPのWebアプリを開発することになります。ですから、この中のフォルダ類の役割をまずは理解しておく必要があります。
Config――CakePHPで使う各種の設定ファイルがまとめられています。CakePHPは基本的に命名規則を重視しますが、やはり根本的な部分で設定ファイルは必要になります。
Console――コンソールプログラムが用意されています。各種のファイルを自動生成したりするのに用います。
Controller――これが「コントローラー」のフォルダです。コントローラーのプログラムはこの中に保管します。
Lib――ライブラリフォルダです。何らかのライブラリを利用するときに用います。デフォルトではカラです。
Locale――ロケール(国別情報)に関するフォルダです。ここに各国語の対応ファイルを用意することで比較的容易に国際化対応することができます。
Model――これが「モデル」のフォルダです。モデルに関するプログラムはこの中に保管します。
Plugin――プラグインのフォルダです。プラグインを使って拡張するときに利用します。デフォルトではカラです。
Test――テストに関するファイルが保管されます。
tmp――一時置き場です。プログラムが作成する一時ファイルやログなどのファイルはここにまとめて保存されます。
Vendor――これもプログラムを拡張するときに用いるものです。デフォルトではカラです。
View――これが「ビュー」のフォルダです。表示に化するファイル類はこの中に、その内容種類別にフォルダ分けして保存されます。
webroot――ルートで表示されるページのファイル類がまとめられています。
――これらの中の「Controller」「Model」「View」が、例のMVCというやつの基本となるフォルダになります。まずは、この3つのフォルダだけ覚えておきましょう。他のフォルダは当分は忘れてしまってかまいません。
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