■Thymeleafテンプレートを作る
しかし、いちいち表示するページのHTMLソースコードをテキストで生成して返すんじゃ、複雑なページはとても作れませんね。
こういう場合、テンプレートエンジンを利用してページの表示を作るのが一番でしょう。Spring Bootでは、「Thymeleaf」というテンプレートエンジンを標準でサポートしています。これは、「HTML + 式言語」のような形でテンプレートを作成するものです。JSPなどのように独自のタグなどを使わないため、Webページのデザインツールなどを使ってそのままHTMLファイルを作成し、テンプレートとして利用できます。
では、実際に使ってみましょう。まずはテンプレート関係から作成していきます。
●「templates」フォルダの用意
まず、アプリケーションのスクリプト(ここではapp.groovy)がある場所に、「templates」という名前のフォルダを用意します。これが、テンプレートファイルを入れておく場所になります。
●index.htmlを作成
「templates」フォルダの中に、「index.html」という名前でファイルを作成しましょう。内容は、下のリスト欄の通りです。見ればわかるように、ただのHTMLファイルですね。まずはテンプレートがきちんと使われることを確認したいので、特に仕掛けはよういしていません。
テンプレートが作成できたら、これを利用する形にスクリプトを変更しましょう。
※リストが表示されない場合
AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっているとリストなどが表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。
<!DOCTYPE HTML>
<html xmlns:th="http://www.thymeleaf.org">
<head>
<title>top page</title>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8" />
</head>
<body>
<h1>Index page</h1>
<p>this is a sample for Thymeleaf template!!</p>
</body>
</html>
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