ついでといってはなんですが、保存されている
Documentの削除についても説明しておきましょう。削除も、
Indexに用意されているメソッドを使って行います。「remove」というものです。これは以下のように呼び出します。
《Index》.remove(《List》);
他にもいくつか削除関係のメソッドはありますが、これが基本といってよいでしょう。引数には、
Listインスタンスが渡されます。これは、
java.utilにあるコレクションフレームワークの
Listのことです。この
Listは一体何かというと、削除する
Documentの
IDをまとめた
Listなのです。――では、保存された
Documentを削除するまでの流れを整理しておきましょう。
1. 削除するDocumentを取り出すまず最初に、削除する
Documentを
Indexから取り出します。これは、ちょっと待って下さい。この後に、Documentの検索について説明を行いますので、その検索機能を利用して、削除したい
Documentをあらかじめ取り出しておく、と考えてください。
2. Listを用意するArrayList<String> 変数 = new ArrayList();
削除する
DocumentのIDをまとめる
Listを用意します。これは一般的には
ArrayListあたりでよいでしょう。IDは
String値ですので、総称型で
Stringの値を保管するよう指定しておきます。
3. DocumentのIDを取得し、Listに保管する《List》.add(《Document》.getId());
Listに、削除したい
DocumentのIDを
addします。IDは、
Documentの「
getId」というメソッドで得ることができます。
4. removeで削除する《Index》.remove(《List》);
Listの準備が整ったら、
removeで
Indexから
Documentを削除します。これで作業終了です。
削除は、検索と密接につながりがあります。何しろ、削除するためには、まず「削除したいDocumentを検索して取り出す」という作業をしないといけないのですから。というわけで、いよいよ検索関係に話を進めましょう。