※Prediction APIは、2018年4月30日に運用を終了しました。以後は利用できません。最近のGoogleは、恐ろしいことを平気でします。それまでGoogle内部で活用されていた先端技術をAPIとして整備し、どんどん一般ユーザーに公開しているのです。
今回、取り上げるのは「
Prediction API」というものです。これは、機械学習アルゴリズムに基づく予測を行うためのものです。というとなんだかよくわかりませんが、要するに、さまざまなデータを学習し蓄積することで、「この新たなデータはどういうものか」ということを予測させることができるAPIなのです。この機能は、Googleの根幹システムのさまざまなところで用いられています。
あらかじめデータを用意することで、この
Prediction APIは簡単に使うことができます。「データって、どうやって作るの?」と思うでしょうが、サンプルのデータも用意されていますから、それを利用すればよいでしょう。
まずは、
Prediction APIを使えるようにしましょう。このAPIは、デフォルトではOFFになっています。
Google API Consoleにアクセスしてください。
https://code.google.com/apis/console/
ここで左側の項目から「
Services」を選び、現れたAPIの一覧から「
Prediction API」という項目を探して、ONにします。これで利用できるようになります。
ただし、「Checkoutで支払いの処理をしないと駄目だよ」というようなメッセージが出てくると思います。左の項目から「
Billing」を選択し、
Google Checkoutのボタンをクリックして支払処理をしてください。といっても、
料金は「ゼロ」です。一定範囲内であれば無料で使えますからご安心を。
●Google Cloud StorageをONにするついでといってはなんですが、「
Services」の一覧リストから「
Google Cloud Storage」というAPIサービスも探してONにしておいてください。この後で、データファイルを
Cloud Storageにアップして利用するため、このAPIも使えるようにしておく必要があります。
●API Keyをメモする更についでといってはなんですが、左の項目から「
API Access」というのを選択し、現れた画面から、「
API key」という項目の値(長ったらしいランダムな英数字の羅列です)をコピーしてどこかに保管しておいてください。これは、
Google Apps ScriptからAPIを利用する際に必要となります。これを間違えるとアクセス出来ないので、正確にコピーしておくこと!
また、この
API Keyは、
決して他に漏らさないように。外部からAPIにアクセスしまくられてGoogleから大金の請求が来た……なんてことになりかねませんから、ね。