Googleカレンダーは、各種のスケジュール管理をするためのサービスです。このカレンダーを自分のWebサイトなどから利用したい、と考える人のために用意されているのが、
Google Calendar APIです。これにより、JavaScriptを使ってカレンダーにアクセスすることが可能です。
が! 実を言えば、単にカレンダーをWebページに埋め込んで表示するだけなら、スクリプトなど書かなくとも可能なのです。Google Calendar APIのサイトには、カレンダーの埋込み用タグを作成するツールが用意されています。まずはこのページにアクセスしましょう。
http://www.google.com/calendar/embedhelperここで、カレンダーの表示や大きさなどに関する諸設定を行うと、その状態でカレンダーを表示するための
<iframe>タグが自動生成されます。このタグを、そのままWebページに貼りつけてやればいいのです。
ただし、これでカレンダーを利用するためにはいくつか考慮しておくべきことがあります。1つは、
Googleアカウントによるログインが必要であるということ。アカウントにより、表示するカレンダーにアクセス可能かどうかを確認しますので、アカウントがない人には表示することができないでしょう。
また、利用するカレンダーは、
公開カレンダーとして用意しておくということ。Webは不特定多数が利用しますから、そうした場所に表示する以上、公開のカレンダーを用意し、それのみ表示するようにしておくべきです。また、そうしないとほとんどの利用者がカレンダーを使えなくなります。
カレンダーの公開は、Googleカレンダーのサイトで、そのカレンダーの設定画面を開き、
「このカレンダーを一般公開する」のチェックをONにします。これで誰もがカレンダーにアクセス出来るようになります。(ただし、Googleアカウントでのログインは必要です)
※注意!
Google Calendar API v.3の発表にともない、旧バージョンのAPIはすべて非推奨となりました。このAjax利用のAPIも非推奨となり、今後は使われなくなります。
v.3では、JavaやPython、Rubyといった言語用のAPIが用意されており、JavaScriptのAPIはありません。JavaScriptからカレンダーにアクセスする手段は現時点ではなくなった、と考えてください。
もし、「どうしてもJavaScriptで書きたい」というならば、Google Apps Scriptからアクセスする、という方法は可能です。詳細は以下を参照ください。
http://libro.tuyano.com/index3?id=660002