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JavaScriptで作ろう! Windows 8 アプリ・プログラミング入門

ファイルアクセス (2/6)

作成:2012-12-10 07:52
更新:2012-12-10 07:52

■ファイルの種類の関連付け

続いて、ファイルの種類の関連付けを行います。これは「宣言」タブを開いて行います。

まず、左上にある「使用可能な宣言」から「ファイルの種類の関連付け」を選び、「追加」ボタンを押してください。これで新たにファイルの種類の関連付けのための設定が作成され、下の「サポートされる宣言」に追加されます。

この作成された宣言を選択すると、その設定内容が右側に表示されます。ここで細かな設定をしていきます。


●プロパティ
ここにあるのは、このファイルの種類に関する属性情報です。中には必須のものもありますがすべてを用意する必要はありません。

表示名――この宣言の表示名です。適当につけておいてください。
ロゴ――ここで指定した種類のファイルをシェルで表示する際などに用いられるイメージです。これはなくてもかまいません。
ヒント――ここで指定した種類のファイルをシェルでポイントした時に表示されるヒントです。これはなくても構いません。
名前――このファイルの種類に割り当てるIDとなるものです。必須項目です。ここでは「text」としておきました。


●編集フラグ
ファイルを編集する際に用いられるフラグです。以下の2項目があります。

安全な項目を開く――ダウンロードしたファイルなど安全が保証されないファイルを開けるようにするかどうかを指定するものです。チェックをONにすると普通に選択できるようになります。
常に安全でない――ダウンロードしたファイルなどを常に選択できないようにするものです。


●サポートされるファイルの種類
利用することのできるファイルの種類を指定します。これは、ファイルの内容を示すMIME-TYPE拡張子から構成されます。「新規追加」ボタンをクリックして新しいファイルの種類を作成し、その項目を記述しておきます。必要に応じていくつでも作れますが、ここでは以下の1つだけを用意しておきます。

コンテンツタイプ――コンテンツの種類を示すもので、MIME-TYPEのテキストで指定します。今回は「text/plain」と記述します。
ファイルの種類――サポートするファイルの拡張子です。ここでは「.txt」と記述します。


以上のすべての設定が完了したら、マニフェストファイルを保存しておきましょう。これでファイルアクセスのための基本的な準備が整いました。

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