libro
www.tuyano.com
初心者のためのPlay Framework入門

Playアプリケーションの仕組みを知ろう! (6/6)

作成:2013-01-14 10:51
更新:2013-01-14 10:51

■「routes」によるルート情報の設定

これで、用意されているコントローラーとビューというもっとも重要なファイルの仕組みはわかりました。が、あと1つだけ、頭に入れておきたいものが残っています。それは「ルート情報」のファイルです。

先にちらっと触れましたが、Play Frameworkでは、表示されるページやファイルなどは直接そのファイルがある場所のパスを指定してアクセスするようにはできていません。利用できるものは、それぞれにアドレスが割り振られ、そのアドレスにアクセスするようになっています。これが割り振られていないファイルなどには一切アクセスができないような仕組みに鳴っているのです。

このファイルなどに割り当てられるアドレスに関する情報を「ルート情報」といいます。このルート情報は、「conf」フォルダの中にある「routes」というファイルに記述されています。

このファイルの内容を下のリスト欄に掲載しておきます。#で始まる文は、コメントですので無視して構いません。となると、実際にルート情報として記述されているのは以下の2文だけであることがわかるでしょう。
GET  /              controllers.Application.index
GET  /assets/*file  controllers.Assets.at(path="/public", file)

この2文は、それぞれ3つの要素がスペースでつなげられて記述されています。以下のようなものです。

メソッド――最初にある「GET」は、HTTPのどういうメソッドでアクセスするかを指定します。これは通常、GETPOSTかいずれかになります。
割り振られるアドレス――次にある「/」や「/assets/*file」が、割り振られるアドレスになります。*fileには、そこにあるファイル名が当てはめられます。
呼び出される関数――指定のアドレスにアクセスした時に呼び出される関数を指定します。

これから先、自分で新たにコントローラーやアクションを追加していくことになりますが、そんなとき、、このルート情報の記述を忘れてしまうと、「アクセスできない!」と焦ることになります。ルート情報の書き方は、今の段階でしっかりと覚えておきましょう。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

●conf/routesの内容

# Routes
# This file defines all application routes (Higher priority routes first)
# ~~~~

# Home page
GET     /                           controllers.Application.index

# Map static resources from the /public folder to the /assets URL path
GET     /assets/*file               controllers.Assets.at(path="/public", file)
※関連コンテンツ

「初心者のためのPlay Framework入門」に戻る