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初心者のためのUnreal Engine ブループリント入門

マテリアルを作ろう (6/6)

作成:2015-03-07 10:47
更新:2015-03-07 10:47

■テクスチャ/色を演算で合成する

テクスチャのRGBを操作するのでなく、テクスチャ全体に一定の色を追加するような処理というのもよく用いられます。例えば、写真全体にアンバーをかけて古い感じにしたり、といった処理ですね。

こうした、「2つのテクスチャ/色を合成する」という場合には、演算用のノードが使えます。「+」「-」「*」といったものです。これらは「Add」「Subtract」「Multiply」といったノードとして用意されています。これらを使うことで、以下のような効果が得られます。

「Add(+)」――これは、2つのテクスチャ/色の両方に重なる部分だけが描かれるものです。
「Subtract(-)」――1つ目のテクスチャ/色の各ピクセルの輝度から、2つ目ものの輝度の値を引いた感じになります。
「Multiply(*)」――2つを重ねあわせます。3Dモデルに表示される各ピクセルの色の輝度で、大きい値を使って描いたような感じになります。

これらを利用することで、2つのテクスチャや色を合成することができます。3つの違いがよくわからなければ、とりあえず「Multiply」だけ使ってみましょう。これは2つのテクスチャや色を重ね合わせるのに用いられます。

下図は、2つのテクスチャをMultiplyで合成した例です。Multiplyなどの演算ノードは、2つの入力と1つの出力をもちます。2つの入力それぞれにテクスチャや色のノードをつなぎ、出力を基本色につなげれば、これだけで2つを合成した表示が得られます。

使い方がわかったら、その他の「Add」や「Subtract」も試してみましょう。それぞれの合成の違いがひと目でわかるはずですよ。

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