Node.js利用の準備を整えよう (6/6)
作成:2013-04-09 13:48
更新:2013-04-09 13:48
更新:2013-04-09 13:48
■Herokuにデプロイしてみよう!
では、いよいよHerokuにNode.jsのアプリをデプロイしてみましょう。この作業は、基本的にコマンドラインで行います。Heroku ToolbeltをインストールしているとGitが組み込まれますので、そこに用意されている「Git Bash」を起動して利用しましょう。あるいは、「コマンドプロンプト」または「ターミナル」を起動して作業してもかまいません。
<<B[※公開キーの作成とHerokuの登録
これは、必須というわけではありません。行わなくてもそのままできるはずですが、キーを新たに用意しないとうまくいかない場合もあるので説明しておきます。
1. カレントディレクトリの移動
2. Gitの初期化
3. Herokuアプリの作成
アプリ名はなんでも構いませんが、「既に使われていないもの」でなければいけません。自分が、ではなくて、Herokuで、です。アプリ名は、Herokuのサブドメインとして用意されるため、同じ名前のものが既にある場合は新たに作れないのです。ですから、絶対に他と重複しない名前にしてください。
4. Gitに更新されたファイルを追加する
5. コミットする
6. プッシュする
――これでデプロイができました。以下のアドレスにアクセスし、ダッシュボードをチェックしてください。作成したアプリ名が追加されています。
ここからアプリ名をクリックすると、そのアプリの諸設定を行う画面が現れます。ここで、アプリ名の右側にある四角いアイコン(ウインドウのズームボックス・アイコン)をクリックすると、新しいウインドウが開き、デプロイしたアプリが表示されます。これで、先ほどの「Hello World」が表示されれば、デプロイ成功!というわけです。
とりあえず、これでNode.jsを使ったプログラミングの準備がひと通り整いました。次回、先ほどサンプルで書いたスクリプトを中心にスクリプトの説明を開始することにしましょう。
<<B[※公開キーの作成とHerokuの登録
これは、必須というわけではありません。行わなくてもそのままできるはずですが、キーを新たに用意しないとうまくいかない場合もあるので説明しておきます。
ssh-keygenSSHの公開キーを作成し、Herokuを登録します。「ssh-keygen」を実行すると公開キーが作られます。「どこに作成するか?」といったことを尋ねてくるので、すべてそのままEnterしてください。なお、既に公開キーがあった場合、「Overwrite (y/n)?」と尋ねてきます。これは「y」を入力して上書きしてください。
heroku keys:add
1. カレントディレクトリの移動
cd Desktop/node.js-sampleまずは、Node.jsのスクリプトファイルがある場所にカレントディレクトリを移動します。「cd ディレクトリ」とタイプして移動しておきます。注意したいのは、パスのセパレータ(区切り文字)です。Windowsユーザーの場合、「cd Desktop\node.js-sample」と書くでしょう。コマンドプロンプトではこれでOKです。が、Git bashの場合には、「cd Desktop/node.js-sample」というようにスラッシュ記号を使ってください。
2. Gitの初期化
git init移動した場所で、Gitの初期化処理を行います。これにより、Git関連のファイルが作成され、そのディレクトリ内にあるファイル類をGitでデプロイするための準備が整います。
3. Herokuアプリの作成
heroku create アプリ名Herokuにアプリを用意します。これは、アプリをデプロイするための場所と考えてください。Heroku側にアプリの公開場所を確保しておき、そこにファイルなどをコピーしていくのですね。そのための公開場所をこれでHeroku側に用意します。
アプリ名はなんでも構いませんが、「既に使われていないもの」でなければいけません。自分が、ではなくて、Herokuで、です。アプリ名は、Herokuのサブドメインとして用意されるため、同じ名前のものが既にある場合は新たに作れないのです。ですから、絶対に他と重複しない名前にしてください。
4. Gitに更新されたファイルを追加する
git add .ここからがデプロイのための作業になります。「git add」は、更新されたファイルをGitに追加して登録するものです。「git add .」というように最後にドットをつけると、更新されたファイルすべてを指定できます。初回はすべて新たに作成されたファイルなのですから、
5. コミットする
git commit -m "……何かコメントを書く……"コミットします。これにより、それまでgit addで追加登録しておいた修正情報がまとめて送信されます。-mの後には、今回の更新処理に関する簡単なコメントを付けておきます。これはなんでも構いません。
6. プッシュする
git push heroku masterコミットした修正情報を元に、実際に必要なファイル類をアップロードし組み込みます。これでデプロイ作業が実際に行われると考えると良いでしょう。結構な数のファイルがサーバーに追加されていくため、少し時間がかかります。
――これでデプロイができました。以下のアドレスにアクセスし、ダッシュボードをチェックしてください。作成したアプリ名が追加されています。
https://dashboard.heroku.com/apps
ここからアプリ名をクリックすると、そのアプリの諸設定を行う画面が現れます。ここで、アプリ名の右側にある四角いアイコン(ウインドウのズームボックス・アイコン)をクリックすると、新しいウインドウが開き、デプロイしたアプリが表示されます。これで、先ほどの「Hello World」が表示されれば、デプロイ成功!というわけです。
とりあえず、これでNode.jsを使ったプログラミングの準備がひと通り整いました。次回、先ほどサンプルで書いたスクリプトを中心にスクリプトの説明を開始することにしましょう。
(by. SYODA-Tuyano.)
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1 | ※下図はHeroku Dashboardのアプリ設定画面。 |
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