libro
www.tuyano.com
C#ではじめるUnityプログラミング入門

C#を使った開発の基本を覚えよう (4/5)

作成:2014-08-23 09:55
更新:2014-08-23 09:55

■ソースコードの基本形をチェックする

では、作成したmyscriptのソースコードがどうなっているかチェックしてみましょう。ここではusing文と、myscriptというクラス定義が記述されています。簡単に説明しておきましょう。


●using文
スクリプトの冒頭には、2つのusing文が記述されています。これはC#ならお馴染みの文ですね。指定したパッケージにあるクラスを名前で利用できるようにするためのものです。

UnityEngineパッケージは、Unityの基本的なオブジェクト類がまとめられているもので、Unityのプログラムを書くには必須のパッケージです。System.Collectionsは、コレクション(多数のオブジェクトを管理する配列的なもの)関係のクラスがまとめられています。コレクションは、Unityの処理を書く場合多用されるものなので、最初から用意されているのでしょう。


●MonoBehaviour継承クラス
ここでは、「myscript」という名前のクラスが1つだけ記述されています。これは以下のように定義されていますね。
public class myscript : MonoBehaviour {……}
クラス名は、作成したスクリプトファイル名がそのまま使われています。これは重要です。UnityのC#スクリプトでは、「スクリプトファイル名とpublicクラス名は同じでなければいけない」というルールがあります。スクリプトファイル作成後、勝手にクラス名やファイル名を変更したらうまく動かなくなった……なんてことがよくあるので注意しましょう。

このクラスは、MonoBehaviourというクラスを継承しています。これは、Unityのスクリプトを利用するために必ず継承しなければならないものです。

Unityでは、スクリプトはゲームオブジェクトにコンポーネントとして組み込まれ利用されます。MonoBehaviourは、このゲームオブジェクトに組み込まれるスクリプト・コンポーネントとして必要な機能を提供します。従って、これを継承したクラスでなければ、Unity側に組み込んで使えないのです。

(ということは、Unity側に組み込んで使わないクラスであれば自由に定義できる、ということです)

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

using UnityEngine;
using System.Collections;

public class myscript : MonoBehaviour {

    // Use this for initialization
    void Start () {
    
    }
    
    // Update is called once per frame
    void Update () {
    
    }
}

※関連コンテンツ

「C#ではじめるUnityプログラミング入門」に戻る