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初心者のためのCakePHP 1.3 プログラミング入門

モデルを使ってデータベースにアクセスする (2/7)

作成:2010-02-18 09:48
更新:2010-05-10 19:21

■設定ファイルを修正する

では、CakePHP側の作業に進みましょう。用意したデータベースが使えるようにするため、CakePHPに設定ファイルを用意します。

「app」フォルダ内の「config」というフォルダを開いてみてください。この中に「database.php.default」というファイルがあります。これが、データベースの設定ファイルの「雛形」です。つまり、このファイル自体が設定ファイルとして使われるわけではなく、これをコピーして設定ファイルを自分で作るのです。

では、これをコピーし、同じ場所(「config」フォルダ内)「database.php」というファイル名でファイルをペーストしてください。要するに、しっぽの「.default」を削除した名前のファイルを作るわけですね。

そうしたら、このファイルをエディタなどで開きます。この設定ファイルは、ただのPHPのスクリプトです。最初、ずらっと長いコメントがありますが、肝心なのは、「class DATABASE_CONFIG」というクラス定義の部分だけです。

ここに、使用するデータベースのための設定を記述します。では、これを以下のリストのように書き換えましょう。なお、ここではデータベースファイルがC:\sqlite_data\sampledata.sqliteというところに保管してある形で記述しています。他の場所に(あるいは他のファイル名で)データベースファイルを作っている場合には、この'database' => 'C:\sqlite_data\sampledata.sqlite'の部分を、それぞれの環境にあわせて書き換えてください。

修正をしたら、http://localhost/cakesample/にアクセスしてみましょう。下のほうに、緑色で以下のメッセージが表示されるようになります。
Your database configuration file is present.
Cake is able to connect to the database.
これが表示されたら、データベースが使える状態になっていることがわかります。もし表示されなかったら、設定ファイルの内容(特に、ファイルのパスや名前など)を再度確認してください。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

<?php
class DATABASE_CONFIG {

	var $default = array(
		'driver' => 'sqlite',
		'persistent' => false,
		'host' => '',
		'login' => '',
		'password' => '',
		'database' => 'C:\sqlite_data\sampledata.sqlite',
		'prefix' => '',
		'encoding' => 'UTF-8'
	);

	var $test = array(
		'driver' => 'sqlite',
		'persistent' => false,
		'host' => '',
		'login' => '',
		'password' => '',
		'database' => 'C:\sqlite_data\sampledata.sqlite',
		'prefix' => '',
		'encoding' => 'UTF-8'
	);
}
?>

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