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初心者のためのSpring Bootプログラミング入門

JPAでデータベースを使おう! (3/5)

作成:2014-06-28 10:54
更新:2014-06-28 10:54

■JpaRepositoryインターフェイスを作る

次に作成するのは、「JpaRepository」というインターフェイスです。これは「リポジトリ」と呼ばれるもので、わかりやすくいえば「データベースにアクセスするためのさまざまな手段(要するに、アクセス用のメソッド)を提供するためのもの」です。

これは、非常にシンプルなインターフェイスです。下のリスト欄に、MyDataを利用するための機能を提供する「MyDataRepository」インターフェイスのソースコードを掲載しておきましょう。このインターフェイスはシンプルですが、いくつか重要なポイントがあります。以下に整理しましょう。


●@Repository
インターフェイスの宣言部分に書かれているアノテーションですね。これをつけることで、Springはこれがリポジトリのインターフェイスであると認識するようになります。

●extends JpaRepository
クラスは、このように「JpaRepository」というインターフェイスを継承しています。これは非常に重要です。これを継承することで、自動的に必要なメソッドなどが組み込まれるようになります。

●<MyData, Integer>
継承するJpaRepositoryは、総称型を使い、<MyData, Integer>というような指定がされています。これはどういうことかというと、以下のような意味なのです。
< 扱うエンティティ・クラス , プライマリキーの型 >
この2種類のタイプを総称型で指定することで、そのエンティティに特化したリポジトリとして扱われるようになるのです。

リポジトリの作成は、これでおしまい。中身は? そう、ありません。何も用意しなくていいのです。これで、自動的にMyDataにアクセスするための基本的な機能が用意されます。

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●プログラム・リスト●

package com.tuyano.libro.bootapp;

import org.springframework.data.jpa.repository.JpaRepository;
import org.springframework.stereotype.Repository;

@Repository
public interface MyDataRepository 
        extends JpaRepository<MyData, Integer> {

}
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