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C#ではじめるUnityプログラミング入門

パーティクル、ハロー、フォグ (5/5)

作成:2014-10-18 08:25
更新:2014-10-18 08:25

■フォグの利用

霧のように、遠くが霞んでいくような効果を与えるのが「フォグ」です。このフォグは、他の効果とは少し扱い方が違います。フォグはゲームオブジェクトではなく、レンダリングの設定として用意されているのです。

※フォグの説明
http://libro.tuyano.com/index3?id=4176003&page=6


レンダリングの設定ですから、これをスクリプト内から利用する場合も、ゲームオブジェクトやコンポーネントを取得したりはしません。どうするのかというと、「RenderSettings」というクラスを利用するのです。これはその名の通り、レンダリング設定に関する情報を管理するクラスです。

この中に、フォグに関する設定がプロパティとして用意されています。以下に簡単にまとめておきましょう。

fog
真偽値のプロパティです。これがtrueだと、フォグが表示されます。

fogColor
フォグの色を示すものです。Colorクラスを利用して値を設定できます。

fotDensity
フォグの濃さに関するものです。0~1.0の実数で指定します。値が大きいほど濃くなります。

とりあえず、このぐらいが使えるようになれば、スクリプト内からフォグを操作できるようになるでしょう。

下のリスト欄に簡単な利用例を挙げておきました。Startメソッドを下のように書き換えてみてください。シーンを実行するとフォグが表示されます。

ここではStartを利用していますが、もちろんUpdateないからリアルタイムに操作することも可能です。そうすれば、ゲームの状況に応じて濃くなったり晴れたりするフォグも作れますね!

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

    // Startのみ書き換える
    void Start () {
        RenderSettings.fogColor = Color.white;
        RenderSettings.fogDensity = 0.1f;
        RenderSettings.fog = true;
    }

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