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iアプリ・プログラミング入門

コンポーネントとイベントリスナーを使う (2/6)

作成:2009-12-29 18:58
更新:2009-12-29 18:58

■コンポーネント作成の流れ

ここでは、テキストを表示するLabelと、テキストを入力する「TextBoxの2つのコンポーネントを配置しています。これらはcom.nttdocomo.uiパッケージにあるもので、Panelに組み込むことで、簡単なGUIを表示します。これらのインスタンス作成は、それぞれ以下のようになります。

・Label作成
new Label( 表示テキスト );

・TextBox作成
new TextBox( 初期テキスト , 文字数 , 行数 , 表示モード );

Labelは、単にテキストを表示するだけのもので、非常に使い方もシンプルです。これに対し、TextBoxは、テキストを入力編集するものであり、必要な情報を引数に指定してやる必要があります。初期状態で表示されるテキスト、横幅(文字数)縦幅(行数)はわかるとして、最後の「表示モード」というのはよくわからないでしょう。これは、普通のテキスト表示と、パスワードのテキスト表示(文字が全部●で表示される)を指定するものです。通常はDISPLAY_ANYを指定し、パスワード表示の場合はDISPLAY_PASSWORDを指定します。

こうして作成したコンポーネントは、Panelの「add」を使ってパネル内に組み込みます。これで、組み込んだ順にコンポーネントが表示されるようになります。

また、画面の左下と右下に「CLIK」「EXIT」とテキストがありますが、これは「ソフトキー」のラベルです。これは「setLabel」というメソッドで設定しています。ソフトキーについては、この後で登場するので、今は「なんか表示されてるな」程度に考えておけばいいです。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

this.setSoftLabel(Frame.SOFT_KEY_1, "CLIK");
this.setSoftLabel(Frame.SOFT_KEY_2, "EXIT");
setTitle("Start IApplication");
label = new Label("何か書いて!");
this.add(label);
text = new TextBox("入力フィールド", 20, 2,
    TextBox.DISPLAY_ANY);
this.add(text);
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