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Slim3によるGAE/J開発入門

データストアの検索 (5/5)

作成:2013-12-21 11:32
更新:2013-12-21 11:32

■その他の検索関連メソッド

フィルターでデータの絞込(検索)自体はだいたい行えるようになりましたが、検索さえできればデータベースアクセスは完璧というわけでもありません。その他にもいろいろと覚えておきたい機能がModelQueryqueryfilterで返されるインスタンス)には用意されています。

●オフセット
《ModelQuery》.offset( int値 )
検索したエンティティを指定の位置から取得するものです。例えば、offset(10)とすれば、10番目の後からエンティティを取得します。

●リミット
《ModelQuery》.limit( int値 )
エンティティの取得する数を指定するものです。例えば、limit(10)とすれば最大10個のエンティティを取得します。――一般に、offsetlimitはセットでページング(一定数ごとにエンティティを取得する処理)などに用いられます。

●ソート
《ModelQuery》.sort(《SortCriterion》)
エンティティのソートを指定するものです。これは引数にSortCriterionを指定します。このSortCriterionは、FilterCriterionと同様、メタクラスのフィールド名のプロパティ内にある以下のフィールドを利用します。

asc――昇順を示す値
desc――降順を示す値

例えば、mynameの項目で昇順に並べ替えるのであれば、以下のようにsortを記述すればいいでしょう。
sort(MyDataMeta.get().myname.asc)
なお、sortもfilterと同様、複数のものをメソッドチェーンでつなげて記述できます。ですから「mynameで昇順、mailで降順に並べ替える」というようなことも可能です。

――とりあえず、これらのメソッドが使えるようになれば、データベース関連の基本的な処理はだいたいこなせるようになるのではないでしょうか。

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