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iアプリ・プログラミング入門

タイマーでスプライトをリアルタイムに動かす (2/5)

作成:2009-12-30 10:05
更新:2009-12-30 10:05

■タイマーを使う

この「一定間隔で表示を更新する」というのに用いられるのが「タイマー」です。タイマーは、一定時間が経過したら指定の処理を実行させる、という働きを持つクラスです。これは、一度きりの実行だけでなく、指定した時間が経過するごとに繰り返し実行することもできます。この機能を利用し、一定間隔で表示の更新処理を呼び出し続けるようにすれば、グラフィックをなめらかに動かすことができます。

Timerクラスは、インスタンスを作成した後、いくつかのメソッドを呼び出して必要な設定を子なった上で利用します。ざっと以下に整理しておきましょう。

Timerは、インスタンス作成後、setTimeとsetRepeatで基本設定をし、それから「TimerListener」というイベントリスナーを設定してやります。これは、setTimeで指定した時間が経過したときに発生するイベント処理のためのリスナーです。このクラスには「timerExpired」というメソッドが用意されています。

timerExpiredの引数には、イベントが発生したTimerインスタンスが渡されます。ここに、画面の表示を更新する処理を用意すればいいわけです。

※プログラムリストが表示されない場合

AddBlockなどの広告ブロックツールがONになっていると、プログラムリスト等が表示されない場合があります。これらのツールをOFFにしてみてください。

●プログラム・リスト●

・Timerインスタンスの作成
Timer 変数 = new Timer();

・タイマーが発動するまでの時間(ミリ秒)を指定
[Timer].setTime( ミリ秒のint値 );

・繰り返し実行するかどうかの指定
[Timer].setRepeat( 真偽値 );

・タイマーの開始
[Timer].start();

・タイマーの停止
[Timer].stop();

・イベントリスナーの設定
[Timer].setListener( [TimerListener] );

・TimerListenerのメソッド
public void timerExpired(Timer t) {
 ……ここに処理を書く……
}
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